知らないメールにご用心(ウィルスの話)


メールにも大分慣れてきた。友達ともスムーズに連絡出来る。
わあ、HPに知らない人から感想もらっちゃった。
”Hi”だって。もしかして英語?え?えーと……これ開けちゃおうかな。

(ちゅっど〜〜〜〜〜〜ん!!!)


とならないための注意書きです。
ここは、口調はともかくお役に立つ可能性が一番高いページです。
適宜改良して行きます。(作成日2001/08/19  最終更新日2001/11/28)

W32/Aliz や、TROJ_BADTRANS なるウィルスに感染する人が急増しています。
知り合いからと見えても、件名が怪しそうなものは避けましょう。

アウトルック(Outlook、OutlookExpress)ユーザーは特に気を付けて下さいませ。
開いたり、プレビューだけでも感染する可能性が高いそうです。
(2001/11/28付記)

※ウィルスに関して、『日経NETWORK』に特集『2001年版ウイルス大図鑑』が出ています。
分類が分かりやすいので読むことをお勧めしておきます。

1.そもウィルスって何?


 平たく言えばプログラムです。以上。
 というと暇潰れどころか私が潰されそうですので、真っ当な記述からまずはどうぞ。

通商産業省の「コンピュータウイルス対策基準」 より

『第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、次の機能を一つ以上有する』

  1. 自己伝染機能
    自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、他のシステムに伝染する機能
  2. 潜伏機能
    発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、条件が満たされるまで症状を出さない機能
  3. 発病機能
    プログラムやデータ等のファイルの破壊を行ったり、コンピュータに異常な動作をさせる等の機能


 要するに、あなたのマシンに、元々いれて欲しくないプログラムを放りこんでデータを弄くるだけでなく他のマシンにも同じ悪さをする代物、ということです。
 ジョークから恐ろしい被害を出すものまで様々ですが、取りあえずろくな代物ではありません。
 予防も出来る限りして、とっとと除去してしまいましょう。

2.どんな場合に感染するの?


 以下のようなケースが考えられます。


 これが大概の原因です。まあ、特殊なケースもあるにはあるのですが、取りあえず置いておきます。
 パソコン雑誌で皆さんに『するな!』と書かれている行為ですよね。
 だから、『間違ってクリックしちまったぃ!』という時には感染の可能性がぐぐっと上がるわけです。

 ウィルスは、感染したパソコンが出ないと存在が分かりません。
 絶えず後手に回った戦いになりますが、取りあえず現存するものならある程度大丈夫です。
 不治の病ではないので、取りあえずは安心してください。

3.どうやって調べれば良いの?


 ウィルス診断と除去をしてくれる、ワクチンソフトを入手することです。
 これは流石にフリーソフトはありません。ですが、パソコン雑誌の付録CD-ROMなどに体験版があるので
 すぐにはお小遣いがないよ、という人は取りあえずそれをいれてチェックしましょう。
 ただし、雑誌の付録は最新のウィルス情報に対応していない可能性があります。


  ネットワークアソシエイツ(ウィルススキャン)http://www.nai.com/japan/

  トレンドマイクロ(ウィルスバスター)     http://www.trendmicro.co.jp/

  シマンテック(ノートン・アンチウィルス)   http://www.symantec.co.jp/


 この3社が有名です。ここのサイトには、最新のウィルス情報も在ります。
 有用な情報が掲載されていますので一読しておきましょう。
 ウィルス感染は人事ではないです。
 全く知らない人から、意図しないで送られて来てしまうケースだってあるのです。

 オンラインのウィルスチェッカーがついていることもあります。
 あなたののパソコンのシステムを調べて、ウィルスがあるかどうか教えてくれるサービスです。
 時間はかかりますが、マシンをチェックしてもらうことで取りあえず安心かどうか確かめられます。
 すぐに購入する余裕はなくても時間ならある人は、一時的な凌ぎとして利用しても良いでしょう。
 

ウィルスでなくても、パソコンのデータが壊れる可能性はあります。
 前日に終了した時は大丈夫だったのに!と思っても、ファイルが消えていたりとか。
 HDD(ハードディスク)は人間の脳みそと同じで、簡単にデータを吹っ飛ばしたりもします。
 この場合は、Windowsのマニュアルに従ってシステムの復旧を試みてください。
 (2001/08/21 追記)

4.既に感染してしまっていたら?(自分の場合)


先ずは慌てずに、深呼吸しましょう。
吸って……吐いて……吸って……1秒止めて……吐く。
はい、罹ってしまったものは仕方ない。頑張って消しましょうね。


 ウィルスに感染した場合、怯えないでください。
 そもそも、ウィルスを作る人間は、かなり狡猾です。
 元々プログラマですので、システムやユーザーのうっかりした部分を突ついて遊ぶのを楽しみにする
 ようなところがあります。
 ケアレスミスなんて、誰でもすることです。失敗は痛いですが、前向きに頑張りましょう。

 ウィルスに感染した場合、面倒だからと言って絶対に放っておかないでください。
 ウィルスの中には、SirCamのように、あなたの個人的なファイルを外部に送りつけるものもあります。
 ”今晩のおかず.txt”だったら相手が開けない可能性は高いかもしれませんが、
 ”社外秘.doc”や”請求書.xls”だったら仕事と間違えて開けることも有り得るのです。


 ウィルス対策ソフトを入手してインストールした人は、そこの説明にしたがってウィルスを削除できます。
 説明書は読み倒してください。で、分からないことはサポートセンターの人に尋ねましょう。
 読んで『何処が分からないか』を説明すれば、分かるように教えてくれます。
 ここらは私なんかよりずっと親切です。お金払った分、しっかり教えてもらいましょう。
 私は取りあえずソフトの説明を読んで削除するので十分間に合ってます(笑)

 ウィルス対策ソフトなんてなという人。或いは面倒だと言う人
 取りあえず該当するウィルスの駆除ツールが配布されていたらインストールしてとっとと駆除しましょう。
 放っておくと、他人に迷惑が広がる恐れが有ります。
 個人どうしでも訴訟に発展しかねないケースがあるそうです。
 まして万一、企業なんかに迷惑かけたらどうなることでしょう?
 あなたが幾らでも支払えるなら構いませんが、余計なお金は使わないほうが良いでしょう。
 ないなら、あきらめてウィルス対策ソフトを買うなり、システムの再インストールなりしてください。

 不幸な目にあいましたが、仕方ありませんね。
 取りあえず次は同じ真似をしないようにして下さいませ。
 

5.既に感染してしまっていたら?(他人の場合)


 はい、やっぱり深呼吸してください。
 吸って……吐いて……吸って……1秒止めて……吐く。
 何をやってるんでしょうねぇ、相手は。
 取りあえずむふふと笑って教えてあげましょう。ほら、あなたが上手。


 ウィルスに相手が感染していた場合、出来るだけ相手に対して怒らないでください。
 相手は大概、感染させようと思って感染させたわけではないのです。
 あなたと同じユーザーにしか過ぎず、不幸にもウィルスの犠牲者になっただけなのです。
 善意の第三者であることが確かなら、明日は我が身と思って落ちついて対処しましょう。

 ウィルスに感染している可能性を穏やかに相手に教えてあげてください。
 ウィルス駆除ソフトも入れず、素直に知らないでばら撒いている人が大半です。
 中には、『自分は絶対そんなものに感染していない!』と息巻く人もいるでしょう。
 そういう場合、上に記したサイトでのウィルスチェック等を紹介して終わりにしておきましょう。

 ウィルスに感染している人が特定できない場合、発信者を突きとめるのは難しいと思ってください。
 また、何としても突きとめようとまではしないで下さい。

 ウィルスもには、感染者を特定できるものと特定できないものが存在します。
 或いは通りすがりで、更に知らずに送信するケースだって有るのです。
 全てを根絶するのは非常に難しいです。
 取りあえず身近な人にだけ教えて、後は自衛をしっかりと固めましょう。

#一度、友人数名にしか公開していないアドレスに、ウィルスメールが届いたことがありました。
#誰かがかかった可能性はあるな、と思いましたので、その数名にだけ警告を流しました。
#その時も、誰かまでは気にしない旨書いて送りました。
#書き方間違えると、かなり不愉快なメールになることは確かですので、ご注意を。
このケースで自分も罹ってしまった場合は、さっさとの方法で対処してくださいませ。

6.ウィルスに関する情報を扱うときの注意


(準備編)


(メール編)


(HP編)



7.最後に


ここでは凄く大雑把なことを述べています。
各リンク先はしっかりと、情報を掲載しているので、そこで調べてみましょう。
定期的にチェックすることもお勧めします。

何か役に立つことを思い出し次第、加筆します。
お役立ち情報を頂いた場合、掲載させて頂きます。ご協力お願いいたします。


自分は引っかかった、或いは知人が数多く引っかかっていると言う方は、更にパーソナル・ファイアーウォールソフトの導入をお勧めしておきます。
ネットゲームなどで遊ばれる方の場合、アタック(攻撃)をしかけて一時的にあなたのパソコンを乗っ取り、
いわゆる踏み台として他所で悪さをするケースがあるそうです。
取りあえず有名どころを3つほど。

ZoneAlerm        (日本語パッチがあります、個人に限りフリー)
BlackIceDefender    (これはシェアウェア・体験版あり)
NortonInternetSecurity(アンチウィルスと一体になってます。パソコン店で購入可能)

ただ、これもそれなりに説明書を読んでご自身の責任をもって導入してください
これを使用していると、結構あれこれと『侵入』メッセージが出ます。
メッセンジャーの類でも文句を言われることもありますので、カスタマイズが必要です。


W32/Magistr というウィルスの最新型は、ZoneAlarmを停止しようとするそうです。
(2001/09/10追記)

良いサイトを発見したのでここで追加。

Firewallと森遊びの部屋 個人サイトとは思えないほど。  (2001/08/21追記)

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